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食事で1日に必要な栄養成分をすべて満たすと肥満になる

食材そのものが”栄養失調”に陥っている現代食

今、私たちが食べている食べ物に含まれる栄養素は、以前よりずっと少なくなっています。とくにビタミンやミネラルのような、ただでさえも不足しがちな栄養素ほど、年々減少しています。いちばん大きい理由は、農業の基本である土地がやせてしまったことです。いろいろな作物をくり返しつくることで、土は酸性化し、野菜の栄養素を育てられなくなったのです。ですから、さまざまな食品をまんべんなく摂っているのに、栄養が片寄った状態になってしまっているのです。

調理することで、ビタミンがますます流出する

栄養素の減少は、保存や調理の段階でも進みます。ビタミンやミネラルは、水や熱、光に弱い性質を持っているので、野菜を水にさらしたり、ゆでたり、炒めたりする調理の間に、水溶性のビタミンは流れ出し、熱に弱いビタミンは破壊されてしまいます。

栄養素の少ない食材で、必要なビタミンやミネラルを摂るのは、実際には不可能な状態になっているのです。

また、お米のように、精米という加工の過程で、ビタミンやミネラル、食物繊維を取り去っている食材もあります。

ビタミンが不足するとエネルギー代謝ができない

私たちは、食事で摂った三大栄養素のカロリーを使って、体の細胞を新しくつくり替える新陳代謝と、体や脳を動かすためのエネルギー代謝をくり返すことで生命を維持しています、代謝には、カロリーに見合った充分なビタミン、ミネラルが必須です。

エネルギー代謝は、ろうそくの火にたとえることができます。エネルギーのもとになる糖質をろうそく、ビタミンが酸素と考えると、どちらかが多すぎたり、足りないと、火は消えてしまいます。

新陳代謝は、家を建てることにたとえると、たんぱく質が材木や瓦、ビタミンがクギやカナヅチ、ミネラルが大にさんと考えられます。

やはりすべてがそろわないと、家は完成しません。代謝システムには、充分なビタミンやミネラルが必須なのです。

今の生活ではカロリーががまつてしまい、肥満に

摂取カロリーにくらべてビタミンやミネラルの量が少ないと、カロリーは十分に代謝されず、あまった分は脂肪として体内にたくわえられます これが肥満の原因のひとつです。

たとえば、カロリーが10あっても、ビタミンが3しかなければ、エネルギーにかえられるカロリーは3だけで、あまった7のカロリーは脂肪になります。

しかし、現代食ではビタミンやミネラルを10とろうとすると、食事全体の最がふえてしまい、カロリーもふえて、結果としてやはりカロリーがあまることになります。カロリー過多、ビタミンやミネラル不足の傾向にある現代の食事では、肥満しやすくなってしまうのが現状です。

メインの栄養価が下がっても野菜は必ず食べる

ビタミンやミネラル、食物繊維のような、副栄養素の含有量が減っているからといって、野菜を食べることが無駄になるわけではありません。

野菜には、野菜自身が自分の身を守るために持っでいる、ファイトケミカルという成分があります。抗酸化作用があるとされ、代表的なものは、お茶のカテキンやブルーベリーのアントシアニンなど、酸化防止効果のあるポリフェノールがあります。

ファイトケミカルには、まだ発見されていないものもあり、サプリメントでは補えませんから、野菜は毎日きちんと食べる必要があるのです。